社員教育 7-1 「10人十色」
今回、初めてとなります組合員様でセミナーを行いました。
場所は、引っ越し後初めての組合事務所開催となりました。
参加者は、社長の他にマンサポで支援中の特定技能者2名と他組合の技能実習生2名の合計5名でした。
マンサポでは、過去にも他組合の人材参加もご希望により受け入れて参りました。
これには様々な思いやリスクもあります。
ただ、組合の本望が「組合員のために行う事業」であることから、
組合員様からの要望であるのであれば受け入れる。という考えです。
とはいえ、監理団体にはそれぞれの考え方や監理方法があります。
マンサポの考えに賛同いただける監理団体ばかりでは無いでしょう。
そのため、こちらから他組合の人材へ参加を促すことはいたしません。
今回は、社長からのご要望で参加していただきました。

初めてですので第1回と第2回を続けて行うことといたしました

セミナー終了後に、参加者全員から感想を聞きました。
特定技能の2人からは、「団体の力が重要」「仲間とコミュニケーションが大切」「Cさんにならなくてはいけない」などの感想がありましたが、
実習生2人からはしっかりとした意見や感想は無く、
「理解しました」という感じでした。


次にホワイトボードを使って、写真のような能力によりA~Dさんに分けて、
「あなたは会社の社長です。A~Dの4人の実習生の中から2人を特定技能で採用する事を決めました。あなただったら、誰を採用しますか?」
という質問をしました。

全員がDさんは当然です。
面白かったのは、BさんかCさんか?の判断です。
2人目に採用する人は「仕事ができる人」or「日本語ができる人」の選択です。
彼らからの回答はBさん「仕事が出来るが日本語はできない」が多かったです。
次の質問は、
「今のあなたはA~Dさんの誰でしょうか?思ったままを言ってください」という質問をいたしました。
回答はご想像にお任せいたしますが、発表毎に他のメンバーから笑いや「違うよBだよ」などといった和やかなムードの中で意見が分かれました。
この質問は、「自分の評価と他人の評価が異なる」ことの確認でした。
そして、社長(他人)の評価で採用が決まるということを、立場を変えて考えてもらったのです。
その意味に、実感した様子もうかがえました。
最後に、社長より感想をお聞きしました。
セミナーについては、「とても良い内容だと思いました。ただ、この内容は入国したての人には難しい気がします。半年とか期間が過ぎてからの方が良いのではないでしょうか。」
とても有難いご意見です。

セミナーは、いつ、誰に?
なお、同様のお話しは過去にも取り上げました。
何が正しいかではありませんが、過去に掲載いたしました通り、セミナーはベトナムの講習センターで出国前講習中の技能実習生たちへも行った経験があり、
期待値以上の成果を実感いたしました。
まだ、日本の社会に慣れる前の若者たちです。期待に胸を膨らませ、センターでは日々「日本語と日本文化の勉強」をしている人たちです。
とはいえ、場所はベトナム国内で指導者はベトナム人スタッフが主です。
であれば、個人的には、早い方が効果は高いと思っております。
そして、後は社員教育を継続することです。
求める外国材は「仕事ができる人」or「日本語ができる人」
社長からは、ホワイトボードのA~Dさんの中で2人選ぶのであれば、Cさん「仕事は出来ないが日本語は出来る」でした。
「日本語が出来れば仕事は覚えられる。しかし、日本語が分からないと、仕事が理解できない。長い目で見たらCさん」ということでした。
とても説得力がある現場の声です。
そして、日本人からの切なる願いでもあります。
今後は、日本語能力のハードルが高くなります
高市政権となり、今後は日本語能力のハードルが高くなるでしょう。
そうなれば、先の選択の余地が無くなります。
日本語能力が高くならないと、長く日本で働くことが出来ない時代へと向かっています。
自分を変えるのは自分自身
最後に、人の考えを他人が変えることは非常に難しいことです。
結局は、自分を変えるのは自分自身だからです。
本セミナーは、「会社のため」や「べき論」を伝えてはおりません。
つまり、「教科書の教育」では無いのです。
日本で働く外国人が、自分の目標を達成するための方法を伝えております。
その伝え方はストレートで、外国人にとって分かりやすい構成にしております。
学んでもらうのは、今のキーワードで言えば「日本社会の秩序」です。
人は自分の利益に直結すると思った場合には、前向きに他人の話しに耳を傾けます。
そして、それを実践することで会社に今まで以上の利益が生じます。
結果として、実践した人へ成果報酬として還元されて自分の目標が達成される。
という当然の秩序を理解してもらえるように制作いたしました。
とはいえ、「人は10人十色」です。
他人の話しを信用しない人、受け入れない人、自信家の人、他人へ反発する人、頑固な人などなど。
「楽をして利益を得たい」という気持ちは誰にでも有るかと思いますが、そのレベルは皆それぞれ異なります。
持続可能な、成長企業を目指して
私は、沢山の技能実習生がつまづき、後悔をする姿を見てきただけに、その様な悲劇は避けたいという気持ちで本動画を制作いたしました。
後は、企業側の「継続した教育」と「成果に対する還元」が企業の勝敗を決する時代だと実感しております。
ただいたずらに給料を高くする時代は、この先必ず行き詰るでしょう。
しかし、給料が低いと応募者が来ないことも現実です。
本来は、そこを補うのが、成果に応じた賞与であったり昇給のはずです。
もちろん、職場環境は最も重要です。
会社の利益に貢献すれば、その功績に見合った報酬が得られる企業には、チャレンジ精神が高く生産性の高い人材が定着します。
その様な企業こそが、持続可能で最後に勝利する成長企業だと私個人は考えております。
現代はSNSで自社の強みを、自ら発信が出来る時代でもあります。
そこには、企業規模は関係ありません。

