ベトナムで「教育動画」によるセミナーを開催
提携先のベトナム送り出し機関で「効果測定」実施
前回、コラムでご紹介いたしました教育動画を、実際に技能実習生が観た時に、どれだけの効果が見込めるかの検証として、マンサポが取引をしておりますハノイの送り出し機関でセミナーを行いました。
終了後には、送り出し機関のご協力でアンケート調査も行っていただきました。
受講者は、既に面接に合格をして出国前講習中の技能実習生と、希望により送り出し機関のスタッフでした。


動画は22分40秒、日本語とベトナム語で構成されておりますので通訳は不要です。
社内で集合研修を行うとしても、1時間程度で終わる内容です。
また、私が約25年間、来日した海外の若者たちと触れ合う中で得た知識や経験を元に、「人を見て法を説け」に習った内容としたつもりです。
イラストなどをふんだんに盛り込み、分かり易く飽きないようにも工夫をいたしました。
それでも、「受講者の30%くらいの人が内容を理解して、成長してくれたら上出来かな?」
という予測でした。
(動画を観ただけで30%もの人が成長してくれたなら、現場の方々にOJTとして活用していただき、定期的に動画を繰り返し観ていただければ、更に大きな果実が得られるでしょう)
しかし、アンケート調査の結果は予想をはるかに上回る好結果となりました。
(アンケート調査の抜粋) 〇見づらくて済みません
スタッフを含めて、約30人の方々が受講してくれました。
送り出し機関の方が翻訳してくれましたので、中から3人のアンケートを抜粋いたしました。
多少の個人差はありましたが、すべての人が動画を観て考え方に変化が生まれたようです。



特に成果として手応えを感じた項目は、6番目の質問への回答でした。
Q:今回の勉強で、仕事や生活の中で自分の考え方をどの様に変更したいですか?
A:チームワークの向上、周囲の人から学ぶ、明るくコミュニケーションを図る。
また、7番目の質問の回答では、
Q:仕事で一番大切だと思うことは何ですか?
A:チームワークの効果、従業員及び会社の発展
との回答が多かったです。
ここでは、「周りの人から自分の評価を聞いて、改善すること」がセミナーの趣旨では正解?(笑)
とにかく、動画を観て何かに気づき、過去の自分を変える「心の変化」が感じられました。
「気づき」は、自分のことを客観的に理解することから生まれます。
「気づき」が無ければ、人の真なる変化は期待できません。
マンサポでは、今後も「気づき」を与えられるような指導を心がけて参ります。