社員教育に「教育動画」を活用2-1
指導者との関係改善への指導に、「教育動画」を活用いたしました
マンサポ・オリジナル「教育動画」、第1回目のテーマは「自分の評価は他人がするもの」です。
この度、技能実習生を受け入れられている企業様より、現場指導者から「何度指導をしても改善してもらえない」との報告があったため、
社長から組合へ相談がありました。
そこで、具体的な指導をする前の場面設定として「教育動画」を観てもらいました。
実習生が観ての感想は「自分にとって、ためになるものでした」
そして、彼に次の質問をいたしました「この動画を観て、あなたは現場の人たちからどの様な評価をされていると思いますか?」
彼からの回答は「他の人の評価は、私は分かりません」
つまり、他人からの評価について無関心であったことの証明です。
ここから、具体的に現場での問題点を一つ一つ伝えました
以上のことが事実なら、
貴方のことを、責任者の方や仲間はどう感じるか?
そして社長は、どの様な評価をするでしょうか?
と聞きました。
すると、彼も気づいたのか、
自分から「ルールは守ります。仕事も頑張ります。社長ごめんなさい」との言葉が出てきました。
そのあと、事務所の方々へも反省を述べ、事務所の方々からも「頑張れ!みんな見ているぞ」との温かい言葉を頂きました。
●個人を叱ったり、指導をする際は、必ず1人で行います。
●逆に、褒める時は大勢の前で行います。
これが、実習生などの海外の若者指導の原則です。
あくまでも、翌日からの仕事に反省が生かされなくては意味がありません。
とりあえず、彼の「気づき」が本物であることを祈り、会社からの報告を待つことにいたしました。
●人は時間が経つと忘れてしまいます。
そのため、セミナー後のフォローとして「振り返りシート」を作成し、定期的に改善状況を自分自身と監督者に記入していただき、そのギャップを明確にすることで、何が出来て何が出来ていないか、問題点を具体化できると考えております。
●先日セミナーを行い、コラムでご紹介した企業へも、同様にフォローアップ・セミナーを行う方向で日程調整を行っております。